安住淳が斬る!

「安住淳が斬る!」では現在の政治情勢を皆様にリアルタイムでお伝えいたします。

『一石三鳥四鳥』

いよいよ連休だが、政局は佳境に入る。 休みどころではない。 水曜日から
始まった与野党の道路財源をめぐる修正協議は、暫定税率の問題では対立
のままであった。 ただ来年度からの一般財源化については、方向性は一致
するところもあった。 私は、席上、名実ともに一般財源化の為には、法律を改
めるのとともに、悪名高き、「中期道路計画」の59兆円の道路建設方針を白紙
にする必要があると主張した。 これに対して自民党の津島雄二税調会長は、
歳入歳出一体の点から、税収全体の見直しという大きな改革になるので、税制
改革の方向での議論をしたいと主張した。 この話に乗っていくと、消費税の引
き上げなどの土俵に上げられてしまう。 つまり道路政策の抜本的な見直しにつ
いて意欲をもつ民主党と、この際、目的税を一般税にするのをいい機会に税制
改正につなげたい自民党の思惑にはずいぶんと相違がある。  この差を埋め
ていかに一般財源化を実現するかは至難の業である。 しかし、私はここまで来
たからには、悲願と言える道路特定財源の廃止をなんとか実現したいものだと
思っている。 

この間何度も書いたが、道路だけ特別扱いする時代は終わった。 何でも使える
自由な財源として、地方により多く配分することで、分権にも役立つし、地方の政
策選択の幅も広げることにもなる。 もう宮城県や、岩手県の道路建設は地元に
まかせて、国交省が口を出すのは、止めた方がいいということだ。 中期計画もま
ず59兆円ありきの計画なので廃止する。 一般財源化しても、この計画を閣議決定
してしまえば、自動的に予算が道路建設にまわる仕組みになるから、この計画の
抜本見直しは、一般財源化と表裏一体なのである。 この二つをやり切れば、
私は、国交省の道路局は、極端な話、いらなくなると思う。 なぜなら、地方の道路
は地方で作る。 さらに高速道路は、民間会社でやる。 つまり国交省の道路局は
仕事がなくなるのだ。 これこそまさに行革であり、天下りも根絶できる。 また道路
局の用心棒のような人相の悪い族議員もいなくなる。 まさに一石三鳥四鳥だと思う。
さあ、この大改革を福田首相は決断できるかどうか。 すべてはこれからの10日間
にかかってる。


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『解散のすすめ』

木曜日の産経新聞に塩川元財務大臣がコラムを寄せていた。 内容は、
後期高齢者医療制度のこと。 「私は、戦後から今日86才を迎えるまで、
懸命に生きて社会に貢献してきた。 しかし、この制度で、その人生を否
定された気がしてならない。 75才以上は、邪魔なのか。」と怒りを記して
いた。 塩川大臣が自民党を痛烈に批判し、「首相は庶民の生活が分かっ
ていない」とまで断じるのは余程のことだ。 最近になって分かったことだが、
患者の終末期医療について予め患者や家族と話し合いをして、それを文書
化していれば、医師側に診療報酬として、2千円が入ることになるという。
これは延命治療をしないなど、人間の尊厳に関わることなので、議論は必至
であろう。 やはり、財政上の都合ばかりを優先して、お年寄りへの思いやり
や人情を無視した政策決定をしたからこそ、ほころびがあふれ出したのだ。
この法律は、郵政解散で圧勝した小泉元首相のもとで、野党の反対も無視
して2年程前に成立した。 当時は我々の警鐘もマスコミは一切取り上げず、
無視していたのが残念でならなかった。 たぶん、そのときの罪滅ぼしとして、
今いろいろと報道しているのだろうから、大目に見てもいい。 つまりこの制
度も300議席の傲りが作ったものであると思えて仕方がない。

ところで最近、政治がまったく動かない、機能していないと多方面から不満が
寄せられる。 それは事実であり、人によってはねじれが悪いと指摘する。
しかし、私が現場でやっていて、一番感じるのは、たぶん与党は3分の2とい
う数を持っているから本当の知恵を出そうとしないし、安直な発想から抜けよ
うとしていないと思う。 これがもし3分の2を衆議院で持っていなかったら、本
気になって野党との協議をあらゆる面でやっていたことだろう。 ということは、
結論から言うと、与党の3分の2の議席が政治停滞の最大の原因ということに
なる。 道路特定財源の一般財源化も協議会がいよいよ始まるが、やはり、3
分の2の可決を視野に入れている与党側に歩み寄る気配がない。 それから
言えば、停滞する政治を動かす一番は解散総選挙であろう。 選挙から逃げ
続ける首相と与党には、たぶん世の中を動かすエネルギーがない。 私は、
日本の政治を動かす為にも解散をすすめる。


◇◇安住淳のTV出演のお知らせ◇◇      
     TV朝日『ビートたけしのTVタックル』 
     2008年4月21日(月)21:00~ 

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『能のない軍人福田康夫』

今週は、天候に振り回された一週間となった。 まずは月曜日。
選挙応援の為山口県に向かったが、天候悪化で飛行機が広島
空港に着陸できずに福岡まで、連れて行かれ、そこから新幹線を
乗り継ぎ、トータル六時間かけてようやく現地に到着。 翌朝は、
一番の飛行機で帰京の予定が、今度は東京が暴風雨で着陸が
延期となり午前中は広島空港で待ちぼうけ。 おかげで日銀の
副総裁で大騒ぎとなった東京の政局に間に合わず、後から党の
幹部に皮肉をたっぷりと言われる羽目になった。 さらには木曜
日の大雨で、今度は東京都内のJR線がストップ。 党の職員などの
足に影響して大わらわだった。 春の嵐は国会だけでなく日本列島を
縦断している。

ところで、今週の党首討論は久しぶりにおもしろかった。 中身
ではなくお互いの感情をむき出しにしてのやりとりは笑ってしまった。
首相もたまっていたのだろう。 小沢氏は本当に体調が悪かった
ようで、笑っているのが精一杯だった。 一国の総理に「かわいそうな
くらいに大変なんですよ」と言われると、「あらそうですか」としか答え
られない。 やはり首相は参議院で少数勢力しか持ってないことに心底
気付いてないのだろう。 旧来の官僚任せのやり方をそのままやったら、
たちまち民主党にはね返されてしまう。 しかしそのパターンを懲りずに
何度もやってくる。 これは突撃ばかりを繰り返している能のない軍人の
ようだ。 あれでは部下は死んでしまう。 育ちもいいし、人柄もいいかも
しれないが首相には厳しい環境の中で局面を切り開き、自らの目的を
達成させようとする男気が感じられない。 これではダメだ。 迫力や
気迫は、伝わるものだ。 それが身近にいる私に伝わらないのだから、
国民に伝わるはずがない。 やはりこんな時代に、リーダーになっては
いけない人なのかもしれない。 そんな人を首相にして、政治が動かない
動かないと嘆いている与党の姿は幕末の徳川政権によく似ている。

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『有言実行』

4月1日には、パニックになると政府やマスコミは煽りに煽った。 しかし、
国民各位は冷静でパニックなどどこにも起きていない。 やはり、官僚や
与党に乗せられて、その情報をタレ流すこの国のマスコミには、根本的な
問題がある。 政府の言う事や自治体のやる事は、所詮、税金を使う側の
一方的な理屈だ。 それなのにマスコミはその情報をあたかも全て自分
たちが調べた真実の報道だと言わんばかりにタレ流す。

今、全国の自治体で道路工事の執行を相次いで停止している。 これも、
実は情報操作の一環である。 今予算が通過して、事業費がいきなりストップ
することは、あり得ない。 それにも関わらず、意図的に道路財源の暫定税率が
なくなると目の前の工事が止まるというパフォーマンスを国が一斉にやっている
だけだ。 しかし国民は賢明である。 そもそも暫定と言いながら、34年間も
続けてきたのを止めさせたのだから国民の支持は高いのだと思う。 それに、
国会質疑で明らかになったように、10年間で59兆円使い切る道路中期計画の
根拠もいい加減なものだ。 また予算の無駄遣いも次々と明るみになった。
今やこの道路財源の問題は世論の大勢も判明したと思う。

それでは、今後、どうするか。 私は、まず、国会の委員会で今まで以上に
ガンガン議論をすることだと思う。 そして、一般財源化について、首相が
自民党のしかるべき手続きを踏んできたら、その協議に乗るべきだと思う。
せっかく大改革の入口まで来たのだから、これを逃す手はない。 与野党
とも、合意できるところからどんどんやればいい。 来週以降はそういう展開に
したいと思う。 とにかく、民主党は、ガソリンを下げると訴えて、本当に下げる
ことが出来た。 なんだかんだ言っても大切なのは、言ったことを守ることだと
思う。 1リットル25円引き下げは官僚の言うなりにしか動いてこなかった日本の
政治にも風穴をあけたことになったと確信している。

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