安住淳が斬る!

「安住淳が斬る!」では現在の政治情勢を皆様にリアルタイムでお伝えいたします。

「断末魔のあがき」

 国会には、どんよりとした空気が漂っている。 みんな選挙のモードでやって
きたから、突然の先送りに戸惑っているのが正直なところだ。 この2ヶ月を振
り返ると、とにかく自民党の目論見がことごとく崩れた政局であった。
 自作自演の総裁選挙とその余勢をかっての解散総選挙というシナリオ。 
しかし、国民は踊らず冷静な判断を下した。 結果、支持率は上がるどころか
下がり続け、総選挙の惨敗も確定的になった。このまま突っ込めば終わったの
に麻生首相は、運よく金融危機という救命ボートに助けられたというのが本当
のところだろう。
 
 決断できない首相、弱虫太郎などプライドをズタズタにされても麻生氏は、反撃
すらできないで忍の一字だ。 何故かというと、これまでの解散政局と今回は
違うからだ。 これまではどんなに負けても、自民党が野に下る、消滅するなんて
いうことはなかった。 しかし今回は、一歩間違えばすべてを失って自民党は消滅
しかねない。 だから慎重にならざるを得ないのだろう。
 聞くところによると、この9月から10月末まで4回にわたる選挙区情勢調査をや
ったというからすごい。一回数億円もかかる調査だ。 そしてやるたびに、状況が
どんどん悪化しているというからこれまた凄まじい。 表向きは金融だ景気だとい
ろいろ言っているが、先送りの理由は一点、この選挙区調査に尽きる。 つまり 
選挙に勝てる見込みがないと解散は出来ないということだから、麻生自民党はそ
の論理で言えば、任期満了まで解散出来ずに自然死を迎えるということになるの
ではなかろうか。  
 この発想と行動は、まるで国民の命を無視して本土決戦を主張した63年前の
この国の陸海軍の軍人たちを彷彿とさせる。 

 第二補正予算の中味がわかった。 こんどは2兆円のバラマキだ。 役所の窓口
で国民に現金を支給するという。 究極の選挙対策である。 見ようによると税金を
使って国民を買収するということだ。 これは責任政党のやることではない。 何年
か先にこのツケは必ず国民に回る。まさに断末魔のあがきなのだろう。 みっとも
ない限りだ。


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 「夜の男麻生太郎」

このところ麻生首相の夜の会合が話題となっている。 首相もこの話に
なると若い記者相手にむきになっている。 政治家の夜は忙しい。 首相
に限らず、幹部になれば会合のトリプルブッキングも当たり前だ。 だから
料亭の渡り歩きも出てくる。 民主党の議員は、野党のこともあってそう
派手な夜日程をこなす議員は少なくないが、与党の幹部となれば、連日
の座敷持ちだろう。
政治家には二つのタイプがいる。第一のタイプはこの会合を仕方なくいや
いやこなす政治家である。 二つ目のタイプは、この夜会合が楽しくて昼間
以上に元気になる政治家である。 第一タイプの政治家の典型が民主党の
岡田克也副代表であり、二つ目のタイプの典型が麻生太郎首相だと思う。
岡田さんは夜の会合も質素でシンプルである。 多くの会合は出席者がそ
の場で金を出すいわゆるワリカン会合だ。夜の9時を過ぎれば自宅に戻りた
がる。 自宅に戻って勉強をするのがすきなのだ。 一方、第二のタイプの
代表である麻生氏は夜も9時以降が一日のメインである。 重なる日程をこ
なして、いよいよここからがプライベートでの飲み会となる。 だから首相に
なっても夜9時以降は気の休まるバーなどに寄り道をして帰る。 自宅で勉
強したり本を読むといった習性はない。 どちらかといえば明るく楽しくパァー
とやりたい方だ。
 だから首相になっても夜は早く自宅に帰りたくないのだろう。 たぶん
本人からすればそれでも銀座や六本木のクラブに行かずに、自制して
やっているのになぜ批判されるのかと思っているのだろう。
麻生さんは、首相になっても遊びなれたJCの理事長時代の気分が抜け
ず夜な夜な会合を繰り返している。 別に悪いわけではない。 麻生氏が
金持ちのボンボンで庶民離れしていることは事実であり今更これにどうの
こうのはない。 ただ、日曜日にスーパーを視察してスパゲッティーを取り
上げて「高くなったねぇ」なんて言って、そのあとタクシーの運転手さんと知
たり顔をして景気の話をする。 その視察の後に帝国ホテルに行って側近
と食事をして一日を終えることに国民はしらじらしさを感じているのだ。
つまり麻生さんのパフォーマンスは国民に見透かされていていいパフォー
マーになっていないということだ。 このことを若い記者につつかれて本人
はむきになって、ホテルは高くないとか、ホテルは安全で安心だと言い訳
をしてメディアにおもしろく取り上げられている。 私はむしろ、堂々と「オレ
にはお金もあるし少々高いが昔からホテルのレストランを利用しています。」
と答えればいい。 そして、庶民の暮らしをだしにパフォーマンスなんかやら
ない方が首相としていいと思うがどうだろうか。 らしさをなくしたらいよいよ
終わりである。

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「国会の空洞化」

 このところ東京と地元を連日のように往来している。 やはり、気持ち
は選挙区へと飛んでいる。 私だけではない。 火曜日や水曜日の国会
は、 登院議員がわずか30人程度だ。 ほとんどが、地元に張りついて
いる。 こんな状況では、とても国政どころではない。 早く選挙をやって、
新しい体制を作らないと国会で本格的な政策論議は出来ない。 麻生首
相は自覚がないだろうが、地元の自治体の職員やボランティアの方々は
10月以降の解散日程が定まらず、日常生活にも影響が出始めている。 
また、各地の行事などにも影響が出ている。 みんないい加減にしろと思
っている。 そうした反発はいずれ一気に麻生氏本人に向かうだろう。 
解散権をあまりもてあそばない方がいい。 自民党の都合だけで国や地
方を動かそうとするのは大間違いだと断じておく。 国民に信任を受ける
のがいやな男が首相でいてもろくなことが出来るわけがない。 国会の空
洞化も続いており、そうそう何とかすべきだと思うがどうだろうか。

 アメリカ発の金融不安は全世界へ波及している。 株価の乱高下も異常
である。 日本でも現在、一千万円の保護を全額保護に戻すくらいのこと
はやるべきだと思うが万一に備えたセーフティーネット作りには野党として
も協力したい。

 補正予算も通過して、給油法の通過も見通しが立ってきたので、こちらが、
ここまで状況を作ってやっているのに、なかなか首相は清水の舞台から飛
び降りようとしない。 しかし、来月は確実に政治空白というか解散が出来
る日程が生まれる。 この期間をはずせば、もう来年の本予算成立まで解
散出来ずに内閣も支持率が30%から、20%まで低迷して、いわゆるレイ
ムダック状態になるだろう。 そうした状況を見越してこのところ、自民党の
幹部も来月には選挙をやらざるを得ないと思い始めているのではないかと
私は感じている。 私は、さぁ来いという気持ちで首を長くして待っている。
なぜならば、 国会空洞化こそが国益を最も損なっていると思うからだ。


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「麻生首相の手記」

 「私は決断した。 わが自民党の政策を小沢代表にぶつけ、国民に信
を問おうと思う。 強い政治を取り戻す発射台として、まず国民の審判を
仰ぐのが最初の使命だと思う。」 この文章は、文芸春秋に寄稿した麻
生総理の論文だ。 この論文を読めば総理は、まもなく解散するのだろ
うとだれもが思うはずだ。 しかしこれまで総理は予算委員会などで、我
々の質問に対して、「選挙」 のことを考えたことは一度もない。 今はむ
しろ景気対策だと言い放っていた。 この文書は 首相の発言は嘘であ
ったという明らかな証明である。 もしかしたら、その直後に党で行った
世論調査の結果が思わしくないから論文の中身とは逆のことを言い続
けてきたのだろうか。 手記で決断したと書いておいて、国会では解散
なんて考えたこともないというのはいかにも矛盾ではないか。 総理就
任直後に寄稿したこの論文には責任がある。 
 この論文ではさらに首相は、今の内閣が仮免許内閣であることを認めて
おり、総選挙をやり、国民の審判がないと強い政治は出来ないと断じて
いる。 歯切れ良くカッコいい。 ところが現実の国会対応はどうかという
とこれとは真逆だ。 逃げ腰で、臆病風を吹かせていて景気対策を前面
に出してもっともらしいことを言っているが、本音は、選挙が恐ろしい。 
負けるのが恐くて一日でも選挙を先に延ばしたいと言う状況だ。 はたし
てどちらが麻生太郎なのだろうか。 予想外に自民党の総裁選挙がスベッ
てしまい国民の支持が得られず、シラケた興業になり、結果として内閣支
持率も、選挙の世論調査もいい結果が出なかった。 だから、大見栄を
切って論文を寄稿した内容通りにやれなくなってしまったということではな
いか。 
 つまり景気だとか何だかんだ言ってひたすら延命して、私利私欲で、国
民の審判を避けているだけだ。 それにしても、この論文の勢いはどこ
にいったのか。 逃げるだけの内閣に大きな仕事は出来ないとこの論
文には書いてある。 その通りだ。麻生太郎首相にはぜひ自分の書い
た通りに行動してもらいたいものだ。 そうでないと言行不一致となり子
供の教育によくない。


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「その日暮らし政権」

解散がいつになるか。 政局の焦点は一点ここにある。 どうも麻生首相
はじめ自民党は怖気付いてきた。 景気対策とか何だかんだ言って先送り
しようということらしい。 しかしそうはいかない。 この内閣は、仮免許内閣
であり選挙管理内閣だからだ。 国民の信任を得ない内閣は大きな仕事は
出来ない。 こちらもいろいろ配慮しながら話し合いでの解散を探ってきた
が、話し合いは終わった。 ここからは政局はガラリと変わり、こんどは民主
党がこの内閣を解散に追い込む番だ。 来週から始まる予算委員会は衆
参で激しい論戦となるだろう。 その中で、立ち往生し行き詰まる麻生内閣
がどう出てくるかそこがヤマ場だ。

 代表質問を聞いていて私が一番気になったのは、民主党の鳩山幹事長の
質問への麻生首相の答弁であった。 あまりニュースにならなかったが、定
額減税の財源や年金の国庫負担の増額分の財源をどうするかについて、首
相はすべてこの暮れまでに成果を得ると答弁し現時点では明確な財源の手
当ての目途がついていないことを明らかにした。 また、後期医療の見直しに
ついても一年を目途に見直すと述べ事実上の先送りを表明した。 この答弁
を聞いても私は、自民党や首相に民主党の財源はどうなっているのかと批判
する資格はないと断じる。 見通しのたたない政策を並べて、その場しのぎで
目前の選挙を乗り切ろうとしているのはむしろ与党の方である。 まあ、この
年末までには自分たちは野党になっているからいい加減でもかまわないとい
うことか。 いずれにしても無責任な姿勢に終始しているとしか思えない。 そ
して何の戦略もなくその日一日一日をしのいで、与党に居座りつづける為に、
今やれば負けそうだから理屈をつけてやらないと、解散を引き伸ばす。 まさ
にその日暮らし政権だ。 しかし、そうはさせない。 ここまできたら、政局が多
少混乱しても国民の審判を仰ぐ状況を作らないといけない。 自民党が国民
を考えず政権に居続ける程、日本の再生は遅れてしまう。まさに、ここは総
選挙のときだ。

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