安住淳が斬る!

「安住淳が斬る!」では現在の政治情勢を皆様にリアルタイムでお伝えいたします。

『小沢代表続投問題』

 24日小沢代表の第一秘書の大久保秘書が、政治資金規正法の虚偽
記載容疑で起訴された。 小沢代表はその日の夜に記者会見し、民主党
代表職に当面留まることを表明した。 小沢代表の主張はここで代表を辞
任すれば、検察当局に屈することになるので、それはできないということ
だった。 小沢代表にとっては代表の座に留まるも、また退くもイバラの道
となった。 翌日からメディアや、党内からも辞任論が再燃している。
 こんがらがった糸をほぐすために、少し整理して自分の考えを述べてみ
たい。 まず第一に、今回の事件について小沢代表は更なる国民への説
明責任を果たす必要がある。
 特になぜあれだけの多額の献金を公共事業受注企業から受け取って
いたのか違法性がなくても、国民の疑念を払拭する説明責任が政治リー
ダーにはある。
 第二に、この問題と民主党のいわゆる体質は明らかに異質なものであ
る。 だからこそこの問題で民主党への国民の不信感が広がらないよう
最善の対策を取らなければならない。 検察当局と徹底的に戦ってもらう
ことは大いに結構だ。しかし、その戦いに民主党をできるだけ連動させ
ないように対応すべきである。
 第三は、検察当局への注文だ。 なぜこの時期に小沢代表の周辺にだ
け捜査のメスを入れたのかだ。 起訴された内容に当てはまれば、同様
の金を受け取っている二階大臣他20人の強制捜査はなぜやらないのか。 
この点を明確に説明出来なければ、国策捜査の誹りは免れまい。 
 この時期のこの容疑での野党第一党党首への強制捜査は過去の常識
では考えられないことなのだ。 東京地検特捜部も 今国民が抱いているこ
うした疑念に誠実に答える義務がある。
 小沢代表は、自らの進退は国民世論が決めると述べている。 その通り
だろう。 この先、民主党のリーダーとして小沢代表がふさわしいのかどう
か、国民の声がはっきりする。
その声に謙虚に耳を傾けて進退の判断をされることになると思う。

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『政治と金』

この2週間の政治と金をめぐる問題は国民にこれまで以上の政治不信
を招く結果になったと思う。 率直にお詫びと反省をしなければならない。
 私はリクルート事件の時から、まじかにこの問題に接してきた。 金の問
題は政治家には云わばツキモノと言ってしまえばそれまでであるが、こう
何度も毎年のように見せられて報道されると国民も不信感が蓄積する。
たぶんどんな言い訳も通用しない。 われわれも辛い。 国会で景気対策や
役人の天下りの実態調査などいろんな問題について前向きでいい仕事を
しても全く評価されない。
 たぶん政治と金の問題は、垂れ下がった雲のように政界をおおっている。
先週末の地元の集会も重苦しいものになった。 とにかく、ほかの年金とか
景気対策とか雇用の話に移れないもどかしさを嫌というほど味わった。
 私でさえそうなのだから、なにも知らされていない新人候補者はもっと大
変だったろう。 ただただ支持者や有権者に頭を下げるしかない状況だった
のではなかろうか。 彼らにも申し訳ないことをした。
 いま言えることは、党として右往左往しないでしっかりと結束して前に進む
ことである。 たぶんいまは小沢代表自身が一番大変な思いをしているのだ
からこれを当面しっかりと支えていきたいと思う。
 そして少し時間が経って有権者が聞く耳を持ってもらえるようになったら、政
治資金のさらなる透明性の確保をさだめる政治資金規正法の改革案を民主
党として早急に作り、成立させなければならない。 よく言われることだが、信
頼を失うのは一瞬であり、築くにはその何倍もの時間を要す。 この何倍もの
時間を惜しまずにいたるところで努力をしなければ国民の信頼は取り戻せな
いと思う。 国民の信頼なくして政権交代はおろか党の存在意義すらなくなっ
てしまう。
 国民にはいましばしの時間をいただきたいと思う。 その間に何とかこの古く
て新しい政治と金の問題について、より透明性の高い改革を実現すべく、全力
で努力したいと思っている。

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