安住淳が斬る!

「安住淳が斬る!」では現在の政治情勢を皆様にリアルタイムでお伝えいたします。

「逆風おさまらず」

 小沢代表への逆風がなかなか収まらない。 いずれの世論調査でも、
説明に納得していない国民の割合が、6割を超える。 また、辞任を求
める勢いも衰えるどころか、増える傾向にさえ見える。 今週行われた
北海道新聞の世論調査が的を得ている気がするので紹介する。
無党派の人たちの投票動向調査では、西松事件以降民主党の支持か
ら他の党への支持に変わった人の割合は13パーセントだった。
そして、今は民主党の支持だが、今後小沢代表が辞任をするなど状況
に好転がない場合は、さらに全体の46%が民主党への支持をほかの
党に変えると答えていた。 これは、民意を極めて正確に映し出してい
る数字だと思う。無党派層は民主党に警告を発していると見たほうが
いい。 同時に、彼らが民主党に与えてくれた時間が少なくなっている
ことも肝に命じるべきだろう。
 今の状況で政権交代は無理である。 このままでは、もしかすると郵
政解散と同じような結果になってしまう。 期待という風船があっという
間にしぼんでしまい、支持基盤の弱い民主党の新人候補者は与党候
補に競り負けてしまう。民主党が自民党に勝って政権交代を果たすた
めには無党派の支持が不可欠だ。 いや、絶対条件といっても過言で
はない。 私は、政権交代ができるかどうかが進退を決める唯一の判
断基準という小沢代表の言葉を信じている。 代表はもっと世間の厳し
い声に謙虚に耳を傾ける姿勢を示す必要があるのではなかろうか。
 自民党もうちのもたつきようを見て、にわかに、解散モードに入ってき
た。 今回の補正予算は、財源の殆どが赤字国債の発行などで手当て
されているため、仮に関連法案が成立しなくても多くの分野で予算が執
行できる。 衆議院を来月はじめに上げれば計算上は6月には解散でき
るということになる。
 しかし、その日程を使って本当に解散を断行するのかどうかは麻生総
理しだいであり、まさに神のみぞ知るだ。
 ちなみに、5月解散が無ければ8月選挙となるが、これは解散とは呼ば
ない。 事実上の追い込まれた任期満了選挙だからだ。 つまり、解散と
呼べるのは5月にやるときだけだ。 先の読めない暴風政局が続く。
 
  5/1・5/8号はお休みいたします。

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「後半国会波高し」

 今国会も残り二ヶ月を過ぎて、いよいよ正念場を迎えつつある。
今週は消費者庁の新設についての法案修正協議が行われて、自民民
主両党が歩み寄る形で修正案がまとまった。 もし解散総選挙が近くなく
て、与党が三分二議席を有していなければこうした前向きの修正協議は
もっとさまざまな法案でできたのかもしれない。  しかし今は駄目だ。 お
互いの思惑や戦略が優先してしまい激突型の攻防が繰り返されてしまう。
これはやむをえないことであり、やはり、現状を打開するには、解散総選
挙しかあるまい。
 今回のように 、新年度予算がまだ、本格的に執行されない段階で早
くも補正予算が組まれるのも異常なことだ。 経済不況だからともっともら
しい論調を張るが、この15兆円の予算も所詮は与党の総選挙対策に過
ぎない。 将来に莫大な借金をさせての選挙対策に私はエゲツナサを感じ
てしまう。
 果たして、 衆議院の解散総選挙はいつになるのか永田町の話題はこ
の一点に尽きる。 補正予算の成立前の抜き打ち解散は可能性としてあ
るのか。 さらには、補正予算成立後から都議会議員選挙がある7月中旬
までの可能性はどれくらいか。
 最後に、イタリアサミット直後の解散の確立はいかほどかなどだ。 政治
家に限らず官僚も評論家も政治記者も酒を酌み交わしては自らの診たて
を話し合っている。 しかし、なかなか正解がない。
 結論から言うと麻生首相は、一番議席が取れるタイミングを計っている
のだろう。 それが、補正予算成立前なら来月だし、そうではなくてサミット
後が自民党第一党有力となればその7月後半と言う時期を狙うのではな
かろうか。 一部の人は補正予算だけは成立させるとか、サミットには行き
たいだろうとか理由を挙げて総選挙時期を予測するが、私はどうかなあと
思う。
民主党が、小沢進退問題でつまずいている今がチャンスと思えば、補正
予算を飛ばしてでも解散を仕掛けてくるのが見方として正しいのではなか
ろうか。  油断はならないし、逆に言えば、民主党に残された時間も限られ
ているように思えて仕方ない。 後半国会波高しだ。       

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「パクリ経済対策」

 政府与党は9日、今年度の追加補正予算となる15兆円の経済対策を決
定した。 たぶん、5月には、国会で審議が始まることになる 。中身は子供
手当の創設や雇用助成金の拡充など民主党が従来から主張していた政策
のパクリと従来型の公共事業である。 財源も赤字国債の発行にたよること
になり次の世代にとっては、新たな借金だけを負わされることになる。
子供手当ての支給も、民主党のように恒常的にやるのではなく期間限定に
なっていて、目前の総選挙を意識したものといえる。 そもそも民主党の子供
手当て支給政策をバラマキだのポピュリズムだのと批判していたのはいった
い誰だったのか。 そういえば、高速道路の一律千円だってそうだ。
 去年の今頃、町村官房長官は、高速道路の無料化や値下げ、さらには暫
定税率の廃止は、交通量を劇的に増やし環境対策からも時代に逆行してい
て、非常識だと民主党批判を繰り返していた。 それが今は一律千円だから
どんどん車を使って下さいと訴えている。 結局、 予算を既得権の上に付け
ていく従来の発想からまったく抜け出せないので、民主党の政策をパクルし
かないのだろう。 
 政策には、今のところ著作権が無いので、盗作し放題だ。 衆議院では来
週からソマリア沖の海賊対策法案の審議が始まるが、私はそれよりも政府
与党の盗作対策法案でも出して審議したいと思っているくらいだ。
 
 民主党では今、岡田本部長を中心に政治資金のあり方について議論を行っ
ている。 できれば、経過措置を何年かおいて企業団体献金の禁止を盛り込
みたいと思っている。 しかし、これは衆議院で多数を占める自民党の賛成が
ないと実現できない。 現実に両党の政治資金を比較すると献金の年平均額
は自民党が総額90億円で民主党が10億円。
小沢批判に隠れているが、政治資金の本質は権力のある自民党への多額
の献金と利益誘導にこそある。 政治全体が地盤沈下しないためにも実効性
の高い改革案を実現をしたいと思っている。

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『新年度スタート』

 新年度が始まった。 テレビでも希望に満ちた社会人一年生たちが
様々に紹介されていた。 フレッシュマン達のこれからの人生が実り
あるものになるように期待している。
ところで、思い起こせば一年前の今頃は、ちょうど党内若手を中心
にガソリン値下げ隊を組織して暫定税率の引き下げを実現すべく運
動していた。 この税率引き下げを通じて私は多くの国民に政治は変
えられるということを実感してもらえたらと思い頑張っていた。 わずか
一ヶ月ではあったがガソリン料金を引き下げられ、国民の多くも参議
院での与野党逆転を肌で実感したと思う。
 あれから一年が経つ。 首相も代わり政治情勢も大きく変わった。
私は去年の今頃、たぶん一年のうちには解散総選挙だろうと思って
いたが、その予測は見事に外れた。 やはり、自民党は侮れない。
とく俵に足をかけて半年間粘りに粘っている。
 そして、西松事件だ。 そう簡単に政権が民主党に来るとは思ってい
ないが、だからといって、あまりにもタイミングの良すぎる事件である。
それでも、国民の政権交代を望む声が衰えず、総選挙での投票予定
で自民党を今現在も上回っていることは、有り難いことだ。
 参議院での与野党逆転以来、年金の問題や役人の天下りの問題、
さらには道路特定財源の一般財源化など、それぞれの分野で民主党
の議員が頑張ってきた、いわば 「貯金」 が我々を救っているのかも
しれない。 逆の見方をすれば、それほどに自民党の長期政権に対す
る不信感は根強いとも言える。 しかし、「貯金」 はいずれなくなる。
 
 麻生総理の口から解散総選挙の政治日程が具体的に語られるよう
になってきた。 こちらの状況を見ればここが勝負所と見るのは自然な
ことだ。 私は、今週のテレビで、「小沢代表は、碁でいう長考に入った」
と話した。 天下分け目の決戦を前に最後の一手を考えていると分析し
た。 たぶん日本の戦後政治にとっても歴史に残る長考だ。 民主党の
命運もこの長考とその結論にかかっている。
勢いを取り戻す4月にしたいものだ。

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