安住淳が斬る!

「安住淳が斬る!」では現在の政治情勢を皆様にリアルタイムでお伝えいたします。

「 仕分けの熱気 」

 
 政治家にとって「待つ」ことは、重要な仕事の一つだあるが、先週から
今週にかけて「待つ」ことばかりで、日が過ぎてしまった。 お陰でアポ
イントメントのかなりをキャンセルしたりしたから各方面に多大な迷惑を
おかけしてしまった。
 私も長く国会対策の仕事をしていたからよくわかるが、法案を成立さ
せるプロセスでは与野党の思惑がぶつかり合い、打開策がないまま国
会が空転することがよくある。
しかし、こうしたことは、そのほとんどが世論の関心を集める重要法案で
起きる。 ところが今回は、それほど重要でない法案の処理をめぐっての
激突とその後の国会の混乱であったから、世間やマスコミ各社から強い
批判を受けてしまった。 まあ不慣れな与野党同士であり仕方のない面
もあるが、よく今回の事態を反省して、この先の国会運営に生かして貰い
たいものだ。
 永田町は、12月も近くなり、全国からの陳情客が押し寄せて来ている。
私のところへもこれまでの野党時代よりも2倍から3倍近く来客が増えた
感じだ。 与野党逆転が一番実感されるのは、この風景かもしれない。
地元の宮城県の陳情はもとより、所管の防衛関係をはじめ、さらに、全国
の業界団体がワァーと押し寄せて来る。 まさに11月12月は「陳情月間」
と言える。とにかく上京する人たちも大変だし要望を聞く我々も大変だ。 
一日が終わるとヘトヘトになってしまう。
 ところで、民主党は今、事業仕分け作業を通じて、予算の中味を次々と
明らかにしている。 いろいろとご批判もあると思うが、多くの国民はこれま
で知ることのなかった予算のあり様を赤裸々に見せられて新鮮さを感じた
のではなかろうか。多少やり過ぎのところはあるが、それでもこれまでの自
民党の政治にはない「参加する政治」の熱気が伝わって来る。今の日本の
政治に必要なのは、この熱気なのだ。この熱気を何とか来年は日本の社会
を大きく変革するエネルギーに変えて行きたいものだ。                                

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「 本会議場の銀座通り 」


 今週は、4時間近くかかった長い本会議があった。 政権政党となって
それぞれの役職についているので、主要な幹部クラスの閣僚や、委員長
がお互いゆっくり話しをするのが難しくなった。 お互い電話で話す時間も
なく、伝言メールでやりとりするくらいだ。
 そうした中にあってこの本会議場は、お互い顔を見て話をする場として実
に良い。それも4時間近くもあれば、互いの近況やかかえている問題、更に
は、所管外だが気になることなどを、それぞれ頼り合って話しあっている。
 私の本会議の席は、最後列の閣僚席に接している。 並びで言うと、総理、
副総理、岡田大臣、前原大臣、中井大臣、赤松大臣、そして通路を隔てて
小沢大臣、長妻大臣、私となる。 さらに私の右隣には、古川副大臣、筒井
農水委員長、山田農水副大臣と続く。 こうしたメンバーだから、様々な話し
が出る。
 さらに、この並びのメンバーにこの機会とばかりに相談に来る若手議員も多
いので、変な言い方をすれば、「来客」が絶えない。 本会議場の「銀座通り
」と化している。 たとえばこのうちの閣僚のだれかが答弁の為いわゆる「ひな
壇」に行けば、席が空席となる。するとその席に他の議員が来て話が始まる。
火曜日には鳩山首相が最初から最後まで、本会議に出席されていたので、ほ
ぼ絶えることなく議員の「来客」があった。 首相も大変だ。 特に鳩山さんは、
人柄なのかどんな相談にも熱心に耳を傾ける。 お疲れのところ本当にご苦労
様だ。逆に私は、気を使ってできるだけ総理には話しかけないようにしているが、
ここぞとばかりの議員の迫力には総理も押され気味で見ていて気の毒だ。
また閣僚席にもここぞとばかりに「議員」が押し寄せてくる。たまたま、この最後
列の席は本会議場から外に出るいわゆる通路になるので、自分の席を立って議
場を出る議員は閣僚席や私の席の前を通過することが多く、その時に目と目が
合ってしまう。 するとまた、用事を思い出しては話し込むという次第だ。 演説し
ている議員には多少悪い思いもあるが、とにかく多忙な議員にとっては本会議は
貴重な情報交換の場である。さらに言えばマスコミのことをまったく気にしないで
話しが出来るのもいい。 何を話しているかは一切他言無用だが、4時間もあれ
ば新聞の一面に行くような話題が、そこらここらで話しあわれている。 お互い顔
色をみるだけで仕事がうまくいってるかどうかもわかるくらいだから、心配したり励
まし合ったりまさにいろいろだ。
本会議場の知られざる一面をちょっと紹介してみた。

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「 感動のお言葉 」

 天皇陛下在位20年記念式典が、国立劇場で、木曜日に開催され出席した。
私は、国会議員になってから何度か天皇陛下と間近に接する機会を得ることが
できたが、今日の式典でのお言葉にはこれまでにないほど感動した。
 激動の昭和から平成の20年間の歴史をご自身のお言葉で語られていた。 
特に、平成2年の即位の礼の赤阪御所までのパレードの光景を思い起こされて、
夕日に染まる国会議事堂の美しさや、沿道で多くの国民が祝福してくれたことを、
お述べになられて、この20年間支えてくれた国民に感謝の意を表された。
このお言葉を聞いて私は、胸にジンとくるものがあった。 陛下のお心が伝わって
くる内容であった。
 平成の20年間は、わが国にとって試練の連続であった。 バブル崩壊後の厳しい
経済情勢や阪神淡路大震災などの自然災害。 また、社会を震撼とさせたオウム真
理教事件など、様々な困難に直面した。 
 陛下は特に印象に残ったこととして、ベルリンの壁の崩壊について語られた。 「そ
れまでは知ることのなかった東欧などの国々の人々の暮らしぶりなどを知ることがで
きて、本当によかった。開かれた世界を作る第一歩となった。」という趣旨のことを述
べられた。
また、先の大戦で犠牲となった多くの国民や外国の方々への思いもお述べになられた。
いや、何度も言って恐縮だが、私は感動した。 これまでの私の47年間の人生のなか
で、もっとも感動したスピーチだったかもしれない。 何かこうして文章にするとよく伝わ
らないのが残念だが、あの場で直接陛下のお言葉を聞くことが出来たのは幸福なこと
であった。 
 ところで、今日も午前中宮中茶会があり、皇居に伺った。 多くの招待者と懇談したが、
何と私のごく近くに、EXILEのリーダーとボーカルのATSUSHIさんがいた。 まさか宮
中でお会いできるとは思わなかったがゆっくりと親しく話しをさせてもらった。 家族ぐる
みで大ファンで、チューチュートレインをやっていますと言ったら、二人とも大喜びだった。 
私が「喉はもう大丈夫なの」と言うと「お陰様でもう大丈夫です」とATSUSHIさんが笑顔
で答えてくれた。 好青年で益々ファンになった。素晴らしいひとときだった。


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 『 亀井大臣の大立ち回り 』


先週の土曜日に収録されたTVタックルに半年ぶりに出演した。 避けて
いたのではないが解散政局で多忙を極めてその後の総選挙の怒涛の日々
で出る機会がなかった。  しかし、たまに出るのは怖いものだ。 半年分の
皮肉と冷やかしを浴びせられた。 レギュラー陣にはこれからは出来るだけ
出ますと言い訳して退散してきた。
 ところで、このところの政治報道の主役はやはり、亀井大臣だろう。 衆
議院でわずか3人の党の代表が良くも悪くも鳩山内閣をブンブンと振り回
している。 取材でも聞かれることは亀井大臣のことばかりだ。
郵政の社長人事問題はその核心だ。  たぶん民主党の大臣ならば元大
蔵官僚を選任するなどとは考えもしないだろう。  しかし、亀井大臣はお
構いなしに斎藤次郎氏を社長に据えた。  全く予測不能な人事だった。
 民主党の政治家は、一部を除くと全体にまじめでルールを逸脱したり常
識外の行動に出るタイプは少ない。  今度も初の政権交代ということで各
閣僚も手堅いベテラン政治家が選ばれている。  そして、みんなマニフェス
トを実行しようと釈迦力に取り組んでいる。 ところが、一人だけ、昭和の自
民党時代の雰囲気を漂わせ異彩を放っているのが亀井氏だ。  この予算
委員会でも自民党の質問に一人閣僚席で大暴れだった。  町村元外相が
「おい亀井静かにしろ。」とカッとなって怒鳴ると、亀井氏は「おい町村、お前
ごときに何の権限があるんだ。 この野郎」 とやり返した。  委員会は騒然
となり10分間中断した。 たぶん、民主党の若手議員はあっけにとられてこの
やり合いを見ていたのではなかろうか。
  実は、私も亀井大臣とは浅からぬ因縁があり、半年前も故中川大臣の辞任
問題で激しくやり合いこのことが両党の幹部を巻き込む大騒動となってしまった。
のちに私が亀井大臣に詫びを入れる形でこの問題は手打ちをしたが、とにか
く、民主党にこの男に対抗できるキャラを持っているのは小沢幹事長くらいしか
いないだろうと私は思っている。
  まあ、よくも悪くもこの型破りな個性こそ亀井静香という政治家の政治家た
る所以ではなかろうか。 この亀井大臣の大立ち回りのエネルギーを出来れ
ば良い政策を実現する方向に使いたいものだ。



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