安住淳が斬る!

「安住淳が斬る!」では現在の政治情勢を皆様にリアルタイムでお伝えいたします。

「 奮闘努力せよ 」

 激動の一年が終わろうとしている。 たぶん、私の生涯にとっても、また
日本の政治史にとっても歴史に残る一年になったのだと思う。
この一年を渦中の人間として経験できたのは幸福なことであった。
 それにしてもジェットコースターに乗っているような一年だった。 1月5日の
国会開幕という異例のスタート。 国会での激闘の最中に起きた西松事件。
麻生内閣の支持率も下げ止まり、3月から4月にかけて、攻守入れ替わった
状況となる。 今にして思えば、自民党にとってこの時機が最高のチャンスだ
った。
 しかし、麻生首相はバットを振らず好球を見逃す。 そして5月、小沢代表の
辞任のあとの民主党代表選挙。 結果的には鳩山氏が代表に就任し、岡田氏
は幹事長、小沢氏は代表代行になり反撃体制を整えた。 局面は一気に打開
され、民主党の支持率は上がり、その勢いを保ったまま7月を迎えた。
 そして都議会議員選挙。 民主圧勝で、史上初の都議会第一党に躍り出た。
一方自民党は麻生首相の責任論が噴出して政局になる。 この状況を無視する
かのように強気の解散宣言。 私は、自民党が一気に総崩れになるのを国会対
策の最前線で見ることになった。 かくして衆議院は解散された。
 命運をかけた総選挙は、8月30日。 私はこれまで2年間、国会対策委員長
代理だったので、すべての代議士会に出席した。 その中でも解散日の代議士
会は忘れられない。 民主党の同僚議員の一人一人の顔が気力に充ちあふれ、
代議士会の会場の控室は何とも言えない緊張感がみなぎっていた。 全員が政
権を取ってやると心の中で叫んでいるのが手に取るようにわかった。このとき、民
主党の一体感は最高潮に達していたのだと思う。 不謹慎な例えになるかもしれ
ないが、たぶんバルチェク艦隊を発見して出撃するときの日本海軍や真珠湾攻撃
に出撃する連合艦隊もこんな雰囲気だったのではないかと連想してしまった。
 そして、8月30日の300議席超えの圧勝。 9月、鳩山内閣が誕生し、政権交代
は実現した。
 それから100日。 この100日は長かった。 まさに試行錯誤の日々であった。
皆が、それぞれの立場で苦悩する日々であった。 支持率50%。 今、日々の厳し
い生活にさらされている多くの国民の目が、民主党に向けられている。 そして、日
本の大改革の必要性を痛感している良識的な人々は、一日も早くこの内閣に結果を
出すよう求めている。 民主党は新しい年に向かって、初心を思い起こしながら、この
現実の中で、何とか国民の信頼を得るべく来年はマストにZ旗を掲げて、日々「奮闘
努力」せねばならない。 東郷元師の言葉を今年の締めに使わせていただく。

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「 メシのタネ探し 」


 月曜日に東京の後援会に協力してもらって、セミナーを開催した。
多くの方々に来ていただき、私の方から5回目の総選挙の御礼と
時局への所信を申し上げた。 会場には岡田外相も駆けつけてく
れて、みなさんにも喜んでもらえたと思う。 私がこのセミナーで申
し上げたのは次のようなことである。
「私は今、安全保障委員長であるし、岡田外相にも来て頂いてい
るので、話の中心は、沖縄の問題になると思っている方も多いで
しょう。 しかし、そうではありません。 私は今、政府として早急に
やらねばならないのは、デフレ経済との戦いであり、この不景気を
いかに克服するかということだと思います。 つまり政府与党の最
大の課題は、安保問題ではなくて経済再建と国民生活の底上げだ
と思っています。 そして、人口減少に何が何でも歯止めをかけて、
経済成長を維持し、国民の雇用を確保する。 とにかく、子供をどん
どん増やして人口の逆ピラミッドを打ち破る。 このことに全力を尽く
す時だということです。
 財政の国債依存度も何とか正さなきゃならない。 その為には消費
税もタブーにしないで、堂々と国民の前で議論すべきだと考えており
ます。財政のバランスを良くして、 年金や医療の問題を解決して安
定させれば国の土台がしっかりできる。 その上で、これからも貿易
大国として、、世界に何を売って金を稼ぐかを、まさしく成長産業を作
り出していかねばならない。 いまこそ官民の英知を結集してこれか
ら半世紀、いや100年のいわゆる日本のメシのタネを生み出さねば
ならない時だ。」 と私はこう述べた。 さらに、次のようにつけ加えた。 
「だからこそ、政治が外交や安保の問題に、莫大なエネルギーを裂い
て揺れてはダメだと思います。 外交や安保が政治問題としてクロー
ズアップされること自体が国にとっては、決して良いことではないと思
います。」 と素直に述べた。 「このところは、いろんな意味で時間と
エネルギーをロスしていて実にもったいないことだ」 とも私は語った。
 これは、 私の偽らざる今の心境である。  一日も早く、外交安保の
問題を解決させて、現下の日本の大問題の解決に政府与党一丸とな
って集中できる状況を作りたいものだ。

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「頃合いの話相手」

 ここのところ、外国の来客が多い。 アメリカはもとより、オーストラリア、
イギリス、またベトナムなどのアジア諸国、さらには、イランといった中
東諸国の外交安保関係の人々だ。 私のところに来る客の3割ぐらい
が外国の方々だ。 外交官、政治家、研究者など多彩。 
 私の肩書きが肩書きだけに、海外の来客が多いのも当然といえば当
然だが、それにしても多い。 私は慣れない外国語で毎日格闘している。
たぶん外国の側から見ると、 私が日本の政治の状況や内閣の様子を
探るのには、ちょうど頃合いの話相手だと思われているからではなかろ
うか。
 考えて見れば、海外の国々には、我々が考えていた以上に政権交
代は衝撃的だったのかもしれない。 日本と言えば、これまでは自民党
ということになっていた。 逆に自民党以外が政権の座に就く可能性は
ほとんどないと思って、彼らは民主党との人脈作りを怠ったてきたのでは
なかろうか。 それがにわかに劇的な政権交代となり、大慌てに人脈作り
を始めた。 しかし、そう簡単に人脈は作れない。
そうなればどうするか。 いろいろと考えたあげく、安保委員長というポス
トは閣僚と違ってアポイントメントが取りやすく、なおかつ政府の人間では
ないので、比較的フランクに会話ができ、そして過去の経歴からして民主
党の内実も知ってそうなので、ちょうど私が面会の対象になってしまうのだ
と思う。
 今週もベトナムの駐日大使との昼食会やアメリカの学者、オーストラリア
の大使館の方々との面談が続いた。 政権交代はまさに外交関係の人脈
の激変をもたらすことを、彼らも私も今、身をもって体験している最中だ。
 それにしても普天間問題はやっかいだ。 北澤大臣もグアム訪問を終え
て帰国。これから首相がバリ島から帰国したら、コペンハーゲンに行くまで
に、政府として何らかの方針を示さないと、ますます対米関係が難しくなっ
てしまう。  何とかこの局面を打開しないといけない。 首相も大変だと思
うが、安保委員長の私としては国益を考えるただ一点で英断を期待している。


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 「 吉田ドクトリン 」


 国会は今日で閉会した。 わずか40日の期間だったが、何故か3ヶ月
も4ヶ月もやっていたような気持ちだ。 私も与党の常任委員長として質疑
や法案の処理をしたが、これまでにないエネルギーの使い方であった。 特
に沖縄の普天間基地の問題は時期が時期だし状況が状況だから厳しい質
疑となった。 しかしこれまでのような官僚が答弁をするのではなくて、大臣
や副大臣がすべて答弁することにしたのは意義のあることだった。 官僚の
答弁がないと多少アバウトな質疑になるところもあるが、それでも政治家同
士のやりとりは迫力が違う。 これからも、お互い答弁力と質問力を磨いて真
に脱官僚政治を実現したいものだ。
 ところで、委員会での中心の話題であった日米関係と沖縄の基地問題は
これから年末年始にむけて大きなヤマ場を迎える。 私は、わが国の安全保
障に対して基本的には、吉田ドクトリンを踏襲すべきだと思っている。 つまり
現行憲法の枠内で防衛力を整備し、そして足らざるぶんを安保条約でアメリカ
にサポートしてもらうのが一番良いと思っている。 わが国が現在守られている
のは、日米安保条約が存在するからだ。 多少のことがあっても今、日本が極
東の中で、安心と安定を確保できているのは、アメリカの軍事力によるところが
大きいのはまぎれもない事実だ。
 そして、この政策をとれたからこそ、戦後経済に力点を置いて国民生活を向
上させる国作りをすることが出来た。 私はこの吉田ドクトリンは今も有効であ
るし、これからも堅持すべきだと思っている。
 もちろん沖縄の大きな負担軽減は重要だ。 このことに全力をあげるのは、も
ちろんのことだ。しかし、日米の大きな枠組みに亀裂が入りわが国の大方針が
ぶれてしまえば別の意味で危機的状況になる。 だからこそこの普天間の問題
を大局的見地から判断する必要があると思っている。 政権交代から100日。 
この政府が安定飛行に入るには外交安保政策の落ち着きが不可欠だと思う。 



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