安住淳が斬る!

「安住淳が斬る!」では現在の政治情勢を皆様にリアルタイムでお伝えいたします。

「税は政治なり」

ガソリン税の暫定税率が昨日再び議決され、今日からガソリンは各地で
150円後半まで引き上げられた。 この間マスコミの論調や、新聞の投
書欄を読むと、この一ヶ月間は政治に翻弄されけしからんという内容が
多数見られた。 確かに一ヶ月前に民主党の抵抗でガソリン税は25円下
がった。しかし今度は自公両党の決断で同じ額の値上げとなった。 この
現象は「翻弄」といえば「翻弄」だろう。 しかし、私から言わせてもらえば、
まさに「税は政治であり、政治は税なり」ではないかと思う。 

これまでの日本の官僚中心の内閣制度では、政治は税を動かす力すらな
かった。そのチャンスは何度もあったが、自らの力を十分に発揮すること
が出来なかった。 しかし、本来課税の問題こそ、政治への原点であり、
議会は税を議論し決めるところなのである。 その点から言うと、今回の騒
動は、議会が税を決めるという本来のわかりやすいケースであり、国民の
一票がガソリンの税金を決めることを実感してもらえたのではないかと思う。
だから今回のケースは前向きに考えるべきで、それを「翻弄」と言うのは
少々単純な見方だと思えてならない。

政治は一票で動き、その国民が動かした政治が税金の仕組みを変えて、
場合によっては国の基本さえ変えてしまう。 これまでのように一票を投じ
ても税金一円も変わらないという官僚政治は終わらせないといけないと
いうことだ。 

実は私はこれから10年のうちに政治の仕組みを根本から変える大改
革をしたいと思っている。 それは、身近な課税はそれぞれの地方で徴収
して自由に使うようにするということだ。 つまり、中央集権から地方主権
への改革である。 これをやれば、日本の政治も公共サービス全体のあ
り方もさらには住民意識も劇的に変わる。 これは明治維新以来の官憲
政治、官僚政治の150年ぶりの変革ということになる。 私はこんどのガ
ソリン税の問題をその大改革のきっかけにしたいと考えている。


★安住淳国会通信の登録・解除・アドレス変更はこちらまで
  メール  g00017@shugiin.go.jp FAX 03-3508-3503 TEL 03-3508-7293

都合により今週は木曜日に配信いたします。

PageTop