安住淳が斬る!

「安住淳が斬る!」では現在の政治情勢を皆様にリアルタイムでお伝えいたします。

「ねじれと代表選手」

イタリア・フランス2ヶ国を訪問していたのでメール通信は2回休ませ
てもらった。両国とも大統領制の国で日本とは比較しにくいところがあ
るが、議会の上下両院がねじれることがよくある国なので、議会関係
者との懇談は興味深いものになった。単純化して報告するとイタリアで
はできるだけ「ねじれ」ないように、上下両院のダブル選挙をやるそうだ。
そして選挙後、両院で多数の議席を取るまで連立工作を続けるという。
イタリアの解散権は首相ではなく、大統領にあるので、行き詰った政局を
打開する解散はよく行われている。

 一方フランスは、ねじれをシャトル便と称している。つまり、上院と下院
でねじれたときは、法案を上下両院に行ったり来たりさせて、合意を得る
まで修正させるということらしい。シャトルを繰り返しても合意に至らないと
きは、行政府を代表する大統領がその法案の行方を決断する。つまり、フ
ランスでは大統領の権限が強いので、上下両院は自らに与えられた権限
を放棄しない為にもシャトル便で修正協議を繰り返し、合意にこぎつけると
言うわけだ。

両国とも長いねじれの歴史の中で憲法改正などを繰り返して作り上げた
ルールである。日本とは単純に比較するのは難しいが、参考にはなった。
この経験を生かして日本らしいねじれ国会のルールを作り上げていきたい。

ところで、フランスでは燃料高の対策として、漁業者への補償を積極的に行
っていた。やはり、1次産業の従事者への配慮を行うのは大事なことだと話
を聞いて思った。1キロリットルあたり12万円では日本の漁業者の自助努力
だけでは利益を得るのは不可能だ。フランスのように補償をしてやることで、
最前線で働く漁業者の救済をしてはどうだろうか。

帰国してから、地元で会合を重ねている。よく聞かれるのは代表選挙をどう
するのかということだ。

私はこれまでと違い、次の総選挙で民主党代表の総理就任の確立は非常に
高くなったと思う。つまり、代表選挙は本気で総理を目指す実力を備えた者ど
うしが真剣勝負でやればいいのではないか。何か選挙をやることにのみ意味
を見出したり、若手が顔見せ巡業でやるのには反対だ。内閣改造や秋の国会、
さらには解散総選挙が見えてきた時だけに、本気さが求められていると思う。
誰もが納得する力量のあるリーダーどうしの横綱相撲なら大歓迎なのだが……。

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