安住淳が斬る!

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『給付金と消費税』

 13日に補正予算案と関連法案が衆議院を通過した。 関連法案には
問題となっている定額給付金の財源法案が盛り込まれていた。 はじ
めは弱者支援の給付金としていたが、途中から景気対策に宗旨替え
をしたから、政府の答弁は混乱した。 麻生首相も結局給付金の受け
取りについて明確な姿勢を示せなかった。 そもそも選挙対策の愚策
だから信念の政策ではない。 国民もそのさもしい意図を感じ取ってい
るから多くが批判的になる。 それでも強行採決をせざるを得ないとこ
ろに今の自民党の苦しさがある。
 支持率が20パーセント前後では、選挙にならない。 だから、ますま
す公明党の力をあてにする。  これが、政策の手足を縛り見境のない
行動に自民党議員を走らせるのだ。 公明党はもともと浮動票などほ
とんど取れないのだから創価学会の組織固めに100パーセントの力
を注ぐ。  しかし、自民党はそうはいかない。  小選挙区で民主党に
勝つためには、無党派の支持が不可欠だ。 ところが、給付金問題は
彼らを二者択一状態に追い詰めている。  現在のところ自民党は、
創価学会を選び無党派の支持を完全に失った状態だ。 その証拠に
無党派の内閣支持率は8パーセントとなっている。
 ここにきて、麻生さんは今度は消費税を本予算関連法案に盛り込む
方針を示して自民党内はハチの巣を突ついたような騒ぎになっている。 
詳しく書くと所得税改正案の付則に3年後の消費税引き上げを明記す
るというのだ。 所得税という法律に消費税を書き込むのは異常な話だ。
 類推すると定額給付金を出すにあたって消費税増税をセットにした
のだろう。  これでは、給付金の景気対策効果も吹き飛ぶし、せっかく
支持をつなぎ止めていた公明党の信頼も失うのではなかろうか。 結局、
二兎を追うもの一兎も得ずとなるのではなかろうか。
 とにかく、やることなすことすべてダメなのは、本当にめずらしい。
これに、道路財源問題が加わればレッドカード3枚となる。やはり、
解散を屁理屈をたてに逃げまくった天罰が一気にきているのだろう。 
力のない信頼感のない総理には消費税増税は、命取りになる。
来週以降も国会は大荒れだ。

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