安住淳が斬る!

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『財務次官一号、二号』

やはり、財務省は次官OBの天下り場所として日銀を考えていたのだろう。
武藤氏の次は田波元次官。 次官一号がダメなら次官二号という具合だ。
それにしてもいい加減にしろと言いたいが、そんな財務省のゴリ押しを何と
も出来ないのが、自民党であり、福田首相だ。 財務省にとっては、日銀総
裁ポストを取る為には、内閣の一つや二つは潰してもいいと思っているのだ
ろう。 これは戦前の陸軍省と同じである。 自分たちの要求が通るまで、
陸軍大臣を次々と辞めさせて、内閣総辞職に追い込むわけだ。 これに業
を煮やした枢密院は、逆転の発想で、東条英機陸軍大臣に大命降下をし
て総理大臣にすえた。 しかし、その東条も、軍部の意向のままに突っ走り、
ついに日米開戦となる。 昔の陸軍と今の財務省はそっくりだ。 それを止
められない福田氏にもはや首相を続けさせることは出来ない。 続けさせ
たら、財務省に代表される既得権益を守り続ける官僚たちと、国民が心中
させられてしまう。 自民党にも今や、官僚の暴走を止める力はどこにもない。
彼らは150年続いた官僚中心国家を民主党ごときに変えられてたまるかと
思っているのだろう。 

日銀総裁人事は、これまで、財務省の中でも次官OBでなければダメだと
いう不文律があった。 それも日銀OBと大蔵次官の交代交代のたすきがけ
人事だった。 しかし、先週も書いたが、時代は変わったのだ。 もっと時代に
背を向けないで、政府は謙虚になるべきだろう。 しかし、これは大きなターニ
ングポイントかもしれない。 この日銀人事はもはや日銀人事だけでなく官僚
の天下りの根絶が出来るかどうかの象徴的な人事となった。 民主党の反発
を十分予想出来たのに、挑発的に次官OB一号二号を次々に出してくるところ
に、図々しさと傲りが垣間見えた。 他の役所もこのことをジッと見ている。
役所の中の役所、財務省が日銀ポストを手放すことは、彼らにとってもひと事
ではない。 天下りをめぐる民主党と霞ヶ関の戦いは、いよいよ天王山を迎えた。




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