安住淳が斬る!

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『小泉純一郎のしたたかな計算』

 私は、給付金に賛成ではなかった。 そもそも再議決してまでもやるほどの
ことなのかと思っていた。」 小泉元総理の強烈な一撃が麻生政権を屋台骨
から揺らしている。  郵政での発言ではなく、給付金問題での痛烈批判だから、
永田町は騒然となる。 人によっては、大政局の始まりになると感じ取っている
のではなかろうか。 それにしても、絶妙のタイミングと言える。 給付金関連法
案は今参議院で審議中だ。 これは、審議が詰まってくれば早晩採決になる。
政府案は否決され早ければ今月中に衆議院で再議決となる。
 今回の小泉発言は、再議決にどんな影響を及ぼすか注目が集まるだろう。
自民党内の反麻生の面々は反対にまわりやすくなったろう。 一方麻生総理
も厳しい局面にさしかかった。 たぶん小泉発言通りに給付金をここで辞めれ
ばこれまでの政治責任を追及され辞任は避けられまい。 こうなればやること
は一つだ。
 造反者を牽制しながら衆議院採決に臨む以外に道はない。 もし、再議決で
きないときは、衆議院を解散すると脅かして自爆覚悟で中央突破を試みるしか
あるまい。
 逆に小泉氏も鼎の軽重が問われる。 ここまで発言して同調を求めておいて
造反者がわずかでは求心力が問われてしまう。 本人だってここまで発言して
おいて再議決に反対しなかったら何だとなる。
 うちが給付金法案をいつ出すのかで、政局は一気に緊迫するかもしれない。
もともと自民党内の麻生総理への不満のマグマは溜まっていただろうから、
大噴火につながるかもしれない。 はたして、今の総理の力量でこの難局を乗
り切れるかどうかだ。
 それにしても、小泉純一郎の仕掛けは侮れない。 要注意だ。 特にマスコミ
の使い方や世論の動向を熟知している小泉氏には、常に過去を忘れさせて、
目の前の騒動に国民を引きつけて、結局自民党をクローズアップさせようとい
う計算があるのだ。
民主党はこれまで、この小泉マジックに再三煮え湯を飲まされてきたから、
心してかからないといけない。 そうでないと、せっかくここまで来た政権交代
の機運が凋んでしまう。 総選挙にむけ勝負どころが来たのかもしれない。


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