安住淳が斬る!

「安住淳が斬る!」では現在の政治情勢を皆様にリアルタイムでお伝えいたします。

「党議拘束」

 臓器移植法案の改正案は、4つの案とも衆議院本会議で採決されること
になった。 私は、投票直前まで迷ったが、いわゆるA案に賛成票を投じた。
やはり、移植治療を待ち望んでいる子供たちなど多くの患者さんの願いと
医療現場を支える医師たちの声、さらには移植患者が海外で治療せざる
を得ない国内体制の不整備の実態を踏まえて、より改善を進めるにはA案
に賛成するしかないと判断したからだ。
 結果的には、A案が一発で過半数を獲得して衆議院段階での成案とな
った。 この先、参議院で議論が始まると思うが、今国会中に結論を得る
ようにすべきである。
 それにしても、この投票は共産党以外は党議拘束を外したからほんとう
に面白い投票となった。 民主党も鳩山代表が反対票を投じ、岡田、菅、
小沢の三幹部は賛成票を投じた。 自民党も麻生総理は反対票、大島国
対委員長も反対、しかし、多くの自民党議員は賛成票を投じていた。 公
明党も、太田代表と北側幹事長で賛否が分かれた。 実力議員が投票す
るたびに本会議場はどよめいた。
 私は、議席の近い田中真紀子議員と面白いねえと話しをした。 そして、
これからはできるだけ党議拘束を外して、法案投票をしたほうがいいので
はないかと語りあっていた。
 特に、今回のように人間の持つ死生感の違いや信じる宗教、さらには自
分を取り巻く環境など、政治的な側面よりは人間的側面が判断基準になる
法案は、党議拘束を外したほうが良い。
 今回は普段見ることのない各議員の心のあり方や考え方が垣間見られ
たことは良かったと思う。
 ところで今日で、海賊法案や国民年金法改正案、さらには税制関連法案
が可決されて今国会での懸案はほとんど処理された。 普通ならばここで
解散となるが、決断力の無い臆病者総理はとにかく政治日程に隙を作らせ
まいと別のテーマ設定に必死だ。
 この有様では、解散はとても無理だ。あとは政権の投げ出しだけだ。先が
わかってないのは本人だけだという喜劇のような政局だ。

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