安住淳が斬る!

「安住淳が斬る!」では現在の政治情勢を皆様にリアルタイムでお伝えいたします。

「ブーメラン質疑」

先週と先々週にかけては、地元の知事選挙や海外出張でこの通信を

休ませていただいた。

国会は、26日から本格論戦が始まった。与党として迎える本会議は

正直まだ慣れていない。つい発言に野次りたくなり口を押さえたりし

ている。自民党の谷垣総裁も野党としての代表質問は始めてだろう。

30分に及んだ質問は多岐にわたった。

 マニフェストの実現性や財政規律の問題、さらには日米の基地問題

などだ。しかし、そのほとんどが自民党時代に積み残した懸案事項ば

かりで追及の迫力に欠けていたのは否めない。

 850兆円の財政赤字を作り、今年度も一般会計の本予算と補正予

算の総計で102兆円の予算を組みながら「民主党の概算要求した95

兆円に財政規律はあるのか」と質しても説得力に欠けてしまう。また、

沖縄の基地問題でも外務大臣と防衛大臣の見解の違いを指摘して「無責

任で統治能力が欠けている」とやっても鳩山首相に「10年間この問題

を放置したのは何処の政党か」とやられ議場内から失笑を受けていた。

 これはまさにブーメラン現象であり谷垣総裁も攻めあぐねた印象をぬ

ぐえない。これから始まる委員会論戦もたぶんこの流れになるのではな

かろうか。 半世紀も与党でいたのだから、政府のやることなすことほ

とんどが、自民党にも直結してしまい、鳩山内閣を批判してもその言葉

がすべて自分の身にかかってしまうのだ。 自民党のことを心配するの

もなんだが、こうしたブーメラン状況に加えて今度は情報が取れなくな

る。あまりにもこれまでと勝手が違いすぎしばらくは混乱するのではな

かろうか。

 一方我々も多少の戸惑いがある。 300人を超える与党議員をどう

政策決定に参加してもらい与党としてどのようにして一体感を出してい

けるのかが課題となっている。

 さらに、本会議での答弁を聞いていても、閣僚の中にはやや自民党の

挑発に乗って気色ばむ答弁も目立った。 政府の答弁はもっと冷静に論

理的にやるべきなのに野党的マインドが抜けないのだ。

 まあとにかく、この一ヶ月お互い慣れない立ち位置でガツンガツンと

ぶつかりながら充実した国会論議を作っていければいい。




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