安住淳が斬る!

「安住淳が斬る!」では現在の政治情勢を皆様にリアルタイムでお伝えいたします。

「 メシのタネ探し 」


 月曜日に東京の後援会に協力してもらって、セミナーを開催した。
多くの方々に来ていただき、私の方から5回目の総選挙の御礼と
時局への所信を申し上げた。 会場には岡田外相も駆けつけてく
れて、みなさんにも喜んでもらえたと思う。 私がこのセミナーで申
し上げたのは次のようなことである。
「私は今、安全保障委員長であるし、岡田外相にも来て頂いてい
るので、話の中心は、沖縄の問題になると思っている方も多いで
しょう。 しかし、そうではありません。 私は今、政府として早急に
やらねばならないのは、デフレ経済との戦いであり、この不景気を
いかに克服するかということだと思います。 つまり政府与党の最
大の課題は、安保問題ではなくて経済再建と国民生活の底上げだ
と思っています。 そして、人口減少に何が何でも歯止めをかけて、
経済成長を維持し、国民の雇用を確保する。 とにかく、子供をどん
どん増やして人口の逆ピラミッドを打ち破る。 このことに全力を尽く
す時だということです。
 財政の国債依存度も何とか正さなきゃならない。 その為には消費
税もタブーにしないで、堂々と国民の前で議論すべきだと考えており
ます。財政のバランスを良くして、 年金や医療の問題を解決して安
定させれば国の土台がしっかりできる。 その上で、これからも貿易
大国として、、世界に何を売って金を稼ぐかを、まさしく成長産業を作
り出していかねばならない。 いまこそ官民の英知を結集してこれか
ら半世紀、いや100年のいわゆる日本のメシのタネを生み出さねば
ならない時だ。」 と私はこう述べた。 さらに、次のようにつけ加えた。 
「だからこそ、政治が外交や安保の問題に、莫大なエネルギーを裂い
て揺れてはダメだと思います。 外交や安保が政治問題としてクロー
ズアップされること自体が国にとっては、決して良いことではないと思
います。」 と素直に述べた。 「このところは、いろんな意味で時間と
エネルギーをロスしていて実にもったいないことだ」 とも私は語った。
 これは、 私の偽らざる今の心境である。  一日も早く、外交安保の
問題を解決させて、現下の日本の大問題の解決に政府与党一丸とな
って集中できる状況を作りたいものだ。

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「頃合いの話相手」

 ここのところ、外国の来客が多い。 アメリカはもとより、オーストラリア、
イギリス、またベトナムなどのアジア諸国、さらには、イランといった中
東諸国の外交安保関係の人々だ。 私のところに来る客の3割ぐらい
が外国の方々だ。 外交官、政治家、研究者など多彩。 
 私の肩書きが肩書きだけに、海外の来客が多いのも当然といえば当
然だが、それにしても多い。 私は慣れない外国語で毎日格闘している。
たぶん外国の側から見ると、 私が日本の政治の状況や内閣の様子を
探るのには、ちょうど頃合いの話相手だと思われているからではなかろ
うか。
 考えて見れば、海外の国々には、我々が考えていた以上に政権交
代は衝撃的だったのかもしれない。 日本と言えば、これまでは自民党
ということになっていた。 逆に自民党以外が政権の座に就く可能性は
ほとんどないと思って、彼らは民主党との人脈作りを怠ったてきたのでは
なかろうか。 それがにわかに劇的な政権交代となり、大慌てに人脈作り
を始めた。 しかし、そう簡単に人脈は作れない。
そうなればどうするか。 いろいろと考えたあげく、安保委員長というポス
トは閣僚と違ってアポイントメントが取りやすく、なおかつ政府の人間では
ないので、比較的フランクに会話ができ、そして過去の経歴からして民主
党の内実も知ってそうなので、ちょうど私が面会の対象になってしまうのだ
と思う。
 今週もベトナムの駐日大使との昼食会やアメリカの学者、オーストラリア
の大使館の方々との面談が続いた。 政権交代はまさに外交関係の人脈
の激変をもたらすことを、彼らも私も今、身をもって体験している最中だ。
 それにしても普天間問題はやっかいだ。 北澤大臣もグアム訪問を終え
て帰国。これから首相がバリ島から帰国したら、コペンハーゲンに行くまで
に、政府として何らかの方針を示さないと、ますます対米関係が難しくなっ
てしまう。  何とかこの局面を打開しないといけない。 首相も大変だと思
うが、安保委員長の私としては国益を考えるただ一点で英断を期待している。


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 「 吉田ドクトリン 」


 国会は今日で閉会した。 わずか40日の期間だったが、何故か3ヶ月
も4ヶ月もやっていたような気持ちだ。 私も与党の常任委員長として質疑
や法案の処理をしたが、これまでにないエネルギーの使い方であった。 特
に沖縄の普天間基地の問題は時期が時期だし状況が状況だから厳しい質
疑となった。 しかしこれまでのような官僚が答弁をするのではなくて、大臣
や副大臣がすべて答弁することにしたのは意義のあることだった。 官僚の
答弁がないと多少アバウトな質疑になるところもあるが、それでも政治家同
士のやりとりは迫力が違う。 これからも、お互い答弁力と質問力を磨いて真
に脱官僚政治を実現したいものだ。
 ところで、委員会での中心の話題であった日米関係と沖縄の基地問題は
これから年末年始にむけて大きなヤマ場を迎える。 私は、わが国の安全保
障に対して基本的には、吉田ドクトリンを踏襲すべきだと思っている。 つまり
現行憲法の枠内で防衛力を整備し、そして足らざるぶんを安保条約でアメリカ
にサポートしてもらうのが一番良いと思っている。 わが国が現在守られている
のは、日米安保条約が存在するからだ。 多少のことがあっても今、日本が極
東の中で、安心と安定を確保できているのは、アメリカの軍事力によるところが
大きいのはまぎれもない事実だ。
 そして、この政策をとれたからこそ、戦後経済に力点を置いて国民生活を向
上させる国作りをすることが出来た。 私はこの吉田ドクトリンは今も有効であ
るし、これからも堅持すべきだと思っている。
 もちろん沖縄の大きな負担軽減は重要だ。 このことに全力をあげるのは、も
ちろんのことだ。しかし、日米の大きな枠組みに亀裂が入りわが国の大方針が
ぶれてしまえば別の意味で危機的状況になる。 だからこそこの普天間の問題
を大局的見地から判断する必要があると思っている。 政権交代から100日。 
この政府が安定飛行に入るには外交安保政策の落ち着きが不可欠だと思う。 



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「 仕分けの熱気 」

 
 政治家にとって「待つ」ことは、重要な仕事の一つだあるが、先週から
今週にかけて「待つ」ことばかりで、日が過ぎてしまった。 お陰でアポ
イントメントのかなりをキャンセルしたりしたから各方面に多大な迷惑を
おかけしてしまった。
 私も長く国会対策の仕事をしていたからよくわかるが、法案を成立さ
せるプロセスでは与野党の思惑がぶつかり合い、打開策がないまま国
会が空転することがよくある。
しかし、こうしたことは、そのほとんどが世論の関心を集める重要法案で
起きる。 ところが今回は、それほど重要でない法案の処理をめぐっての
激突とその後の国会の混乱であったから、世間やマスコミ各社から強い
批判を受けてしまった。 まあ不慣れな与野党同士であり仕方のない面
もあるが、よく今回の事態を反省して、この先の国会運営に生かして貰い
たいものだ。
 永田町は、12月も近くなり、全国からの陳情客が押し寄せて来ている。
私のところへもこれまでの野党時代よりも2倍から3倍近く来客が増えた
感じだ。 与野党逆転が一番実感されるのは、この風景かもしれない。
地元の宮城県の陳情はもとより、所管の防衛関係をはじめ、さらに、全国
の業界団体がワァーと押し寄せて来る。 まさに11月12月は「陳情月間」
と言える。とにかく上京する人たちも大変だし要望を聞く我々も大変だ。 
一日が終わるとヘトヘトになってしまう。
 ところで、民主党は今、事業仕分け作業を通じて、予算の中味を次々と
明らかにしている。 いろいろとご批判もあると思うが、多くの国民はこれま
で知ることのなかった予算のあり様を赤裸々に見せられて新鮮さを感じた
のではなかろうか。多少やり過ぎのところはあるが、それでもこれまでの自
民党の政治にはない「参加する政治」の熱気が伝わって来る。今の日本の
政治に必要なのは、この熱気なのだ。この熱気を何とか来年は日本の社会
を大きく変革するエネルギーに変えて行きたいものだ。                                

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「 本会議場の銀座通り 」


 今週は、4時間近くかかった長い本会議があった。 政権政党となって
それぞれの役職についているので、主要な幹部クラスの閣僚や、委員長
がお互いゆっくり話しをするのが難しくなった。 お互い電話で話す時間も
なく、伝言メールでやりとりするくらいだ。
 そうした中にあってこの本会議場は、お互い顔を見て話をする場として実
に良い。それも4時間近くもあれば、互いの近況やかかえている問題、更に
は、所管外だが気になることなどを、それぞれ頼り合って話しあっている。
 私の本会議の席は、最後列の閣僚席に接している。 並びで言うと、総理、
副総理、岡田大臣、前原大臣、中井大臣、赤松大臣、そして通路を隔てて
小沢大臣、長妻大臣、私となる。 さらに私の右隣には、古川副大臣、筒井
農水委員長、山田農水副大臣と続く。 こうしたメンバーだから、様々な話し
が出る。
 さらに、この並びのメンバーにこの機会とばかりに相談に来る若手議員も多
いので、変な言い方をすれば、「来客」が絶えない。 本会議場の「銀座通り
」と化している。 たとえばこのうちの閣僚のだれかが答弁の為いわゆる「ひな
壇」に行けば、席が空席となる。するとその席に他の議員が来て話が始まる。
火曜日には鳩山首相が最初から最後まで、本会議に出席されていたので、ほ
ぼ絶えることなく議員の「来客」があった。 首相も大変だ。 特に鳩山さんは、
人柄なのかどんな相談にも熱心に耳を傾ける。 お疲れのところ本当にご苦労
様だ。逆に私は、気を使ってできるだけ総理には話しかけないようにしているが、
ここぞとばかりの議員の迫力には総理も押され気味で見ていて気の毒だ。
また閣僚席にもここぞとばかりに「議員」が押し寄せてくる。たまたま、この最後
列の席は本会議場から外に出るいわゆる通路になるので、自分の席を立って議
場を出る議員は閣僚席や私の席の前を通過することが多く、その時に目と目が
合ってしまう。 するとまた、用事を思い出しては話し込むという次第だ。 演説し
ている議員には多少悪い思いもあるが、とにかく多忙な議員にとっては本会議は
貴重な情報交換の場である。さらに言えばマスコミのことをまったく気にしないで
話しが出来るのもいい。 何を話しているかは一切他言無用だが、4時間もあれ
ば新聞の一面に行くような話題が、そこらここらで話しあわれている。 お互い顔
色をみるだけで仕事がうまくいってるかどうかもわかるくらいだから、心配したり励
まし合ったりまさにいろいろだ。
本会議場の知られざる一面をちょっと紹介してみた。

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